泰平の音

千葉在住33歳OL、あさこと申します。

東国三社参拝〜はじめに〜

2018年9月16日(日) 

関東にある東国三社巡りをさせて頂きました。

想像以上の貴重な体験をさせて頂き胸がいっぱいの思いです。

一個の記事で書いてしまうと長くなってしまうので、

それぞれ一社ずつ記事にしていきます、お時間ある方はどうぞご一緒下さいませ。

 

それではまず、この記事では東国三社(とうごくさんしゃ)とはなんぞや?

というポイントを簡単にご説明します。

 

東国三社とは、関東にある

・ 鹿島神宮(かしまじんぐう)・・・茨城県鹿嶋市

・ 香取神宮(かとりじんぐう)・・・千葉県香取市

・ 息栖神社(いきすじんじゃ)・・・茨城県神栖市

こちらの三社の総称となります。

 

江戸時代には、『下三宮参り』として伊勢の神宮参拝後に、

東国三社を参拝する風習があったようです。

 

ここで少し日本神話のお話をします。

日本の記紀古事記」「日本書紀」に記されている日本神話には、

葦原中国平定(あしはらのなかつくにへいてい)と呼ばれる

国譲りのお話が出てきます。

 

古事記では、高天原(天上世界)に住まわれている天照大神が自分の孫、

邇邇芸命(ににぎのみこと)に葦原の中つ国(地上世界)を統治するように言います。

そして邇邇芸命が天上世界から地上世界へ降りてくる、

これがまさしく『天孫降臨』です。

(孫が降りてきたので天”孫”です、もし子供が降りてきていたら天”子”降臨)

 

もともと葦原の中つ国は、大国主神(おおくにぬしのかみ)が治めていました。

そこへ高天原から使いの神々が派遣されて、天照大神に国を譲るよう説得します。

その時に派遣された神々が、

 

建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)

経津主神(ふつぬしのかみ)※古事記には登場しません

・天鳥船神(あめのとりふねのかみ)

 

こちらの三柱の神々。

そして、東国三社の主祭神はそれぞれ、

 

鹿島神宮・・・建御雷之男神

香取神宮・・・経津主神

息栖神社・・・久那戸神 ※相殿神 天鳥船神

 

となっております。

要するに、国譲りの時にご活躍された神様が祀られているのです。

なので一社だけではなく、三社を巡ることがポイントとなります。

この国譲りのお話も紆余曲折があってとても面白いので、

古事記を読まれてから参拝するとより一層感慨深くなること間違いなし!ですね。

 

そして今回の東国三社巡りは、

息栖神社→鹿島神宮香取神宮 の順で巡りました。

巡る順番は移動手段によっても異なってきますし、

特にこの順番でなきゃ!という決まりはありません。

ただ参拝してからの個人的な感覚では、息栖神社からスタートすると

スムーズに進むような気がしました。

 

それでは、息栖神社からスタートです!

 

あさこ